Masterpiece Collection
トゥールビヨン彫金限定モデル「FUGAKU」

GBCC999

55,000,000円(税込)

  • Limited

製品情報

製品名
GBCC999
価格(税込)
55,000,000円
限定数量
8本
駆動方式
メカニカル 手巻
キャリバーNo
6830
ケース材質
プラチナ950
18Kホワイトゴールド
18Kイエローゴールド
ブルーサファイア
バンド材質
紺(クロコダイル) プラチナ950製ワンプッシュ三つ折れ方式中留
ガラス材質
サファイアガラス(内面無反射コーティング)
精度
日差+15秒~-10秒
サイズ
縦 50.9 mm 横 43.1 mm 厚さ 8.8 mm
その他の仕様
持続時間 :最大巻上時約37時間
石数:22石
シースルーバック
ブルーサファイア入り18Kホワイトゴールドりゅうず
ブルーサファイア 48個 3.22カラット
防水
日常生活用防水
耐磁
あり
重さ
138.0g
Crafts
Movement

トゥールビヨン彫金限定モデル「FUGAKU」

セイコーが誇る3人の名工の技と日本の伝統工芸である漆芸を融合させた究極の工芸時計です。独自に開発したセイコー初のトゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」を搭載しています。

モデルの両面には、高度な彫金技能を持つ現代の名工・照井清(てるいきよし)監修の下で緻密な彫金装飾を施し、世界的に評価の高い漆芸家・田村一舟(たむらいっしゅう)氏の漆芸を組み合わせています。厚さ4㎜を切るトゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」の組立は現代の名工・平賀聡(ひらがさとし)が、トゥールビヨンと彫金・漆芸を大胆に融合させたデザインは現代の名工・小杉修弘(こすぎのぶひろ)が手掛けています。

「富嶽三十六景」からインスピレーションを得て、ダイナミックな日本の美意識を表現

江戸時代の浮世絵師を代表する葛飾北斎が描いた「富嶽三十六景」のひとつ、「神奈川沖浪裏」が世界的に高く評価されている点は、遠近法を用いたダイナミックな構図の素晴らしさとその奥行感にあります。「FUGAKU」は、その奥行のある波の表現を高さ約2㎜というわずかな空間の中で、立体彫金と漆芸の融合によって具現化したものです。

ダイヤルには、名工・照井清がもつ技術を最大限に活かした立体彫金技法により、迫力ある波を表現。18Kイエローゴールドと18Kホワイトゴールドの波は、最厚部で約1.6㎜、最薄部では約0.5㎜と非常に薄く、指先感覚による微妙な手加減で彫り込んで実現したものです。

裏側は、彫金と漆芸のシャープな輝きにより波を現代的に表現。てんぷ受けには、富嶽(富士山)を彫金でデザインしています。
一点の彫金加工を完成させるためには、およそ200時間をかけて極めて緻密な作業を重ねて製作しています。

漆芸による色を取り入れた今までにない絵画的な表現

「FUGAKU」では、彫金に漆芸を組み合わせることで、新たなダイヤル表現を実現しています。また、色漆が加わることで、彫金の輝きや立体感が一層際立つものとなっています。

ダイヤルの背景には、夜明けの空の色をイメージして、紺から紫にかけてのカラーグラデーションを色漆で表現しています。青系のグラデーションの漆は、難易度の高い手法といわれ、多くの時間を費やして実現に至っています。

繊細な螺鈿細工により、12時側は雲と千鳥を、6時側は波を表わす日本の伝統文様「青海波」をあしらい、日本の豊かな自然風景を細やかに描き出しています。

厚さ0.1㎜の中での美しいカラーグラデーションは、100分の1㎜単位での精密な厚さ管理と、精緻な技能が無ければ成し遂げられない表現となっています。
また、ダイヤル上の「CREDOR」は、田村氏の手によって蒔絵技法で描かれたものです。

堂々と品格漂う華やかなケースデザイン

直径43㎜の堂々としたプラチナ製ケースには計48個、3.22カラットのブルーサファイアをダイヤルと調和する美しいグラデーションでセットしています。

側面はケースを取り囲む柱の間に緻密なストライプの螺鈿細工を施しており、細部に至るまで余すところなく細工を加えています。

12カ所のアワーマーク(時目盛り)には18Kイエローゴールドを使用しています。

セイコー初のトゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」

「FUGAKU」に搭載しているキャリバー6830は、極薄型のメカニカルムーブメント、キャリバー68系をベースに開発されたセイコー初のトゥールビヨンムーブメントです。

キャリバー6830は、設計上の工夫により、ベース部分の厚みは、わずか1.98㎜、トゥールビヨンを含めても厚みは3.98㎜、直径は25.6㎜と、世界最小体積(2016年1月時点当社調べ)を実現しました。特殊なアンクル形状の採用や、歯車と受けの一体化により省スペースを図るとともに、通常ムーブメントには採用しないチタン材をキャリッジに使用することで軽量化および精度安定につなげています。

薄型メカニカルムーブメントをベースにしているため構成部品も非常に薄く、部品の製造と組立には大変高度な技能が求められます。

FUGAKU スペシャルページ

CREDOR 7つの物語