高蒔絵の技をふんだんに味わえる、シンプルでありながら優美さを放つ限定品

漆ダイヤルは加賀蒔絵の達人 田村一舟氏によって丁寧に作りこまれています。繊細なクレストマークとアラビアインデックスを高蒔絵（※）で描くことは熟練した高度な蒔絵技術が必要です。その美しい表情は人の手によって作られた温かみを持ち、見る人を魅了いたします。

一目で漆黒に見えるダイヤル下地にも研ぎ出し蒔絵を施しています。外周に向かって濃くなるよう、金粉を均等にグラデーションさせるのも高い技術が必要です。高蒔絵（※）の略字と相まった金粉の静謐な煌めきは、奥ゆかしい日本の美意識を感じていただけます。

※ 高蒔絵
蒔絵技法のひとつで、漆で絵柄を描いて盛り上げた上に金粉を蒔き、立体的に仕上げる技です。動いているか分からないほどゆっくりと筆先のみを動かして描くため、熟練の技と非常に高い集中力を要する高度な技法です。

ケースは、U.T.D.（ウルトラ シン ドレス）と呼ばれるキャリバー6870の特徴を生かした薄型構造を採用しています。漆のダイヤルを使用しても厚さ5.6mmと、ドレスウオッチらしいエレガントな仕上がりです。

匠の技で作られたアートピースでありながら、本格的なドレスウオッチに仕立てられていますので、様々なシーンでお洒落にコーディネートいただけます。