源流から河口までさまざまに表情を変える日本の川。

上流の急峻な山々から湧き出た水は勢いよく駆け下り、渓谷の中では時として「水暖簾（みずのれん）」と呼ばれる美しく広がった滝となります。 中流では、山から平野部に出てきた水が「せせらぎ」となり、穏やかに、また時に荒々しくもある表情を見せます。下流になると、川幅が広がり日の光を受けた「流水」は美しく光り、長閑な風情を漂わせます。

「流水」が生み出す豊かな情景を、匠の緻密な彫金技法で極薄メカニカルムーブメント キャリバー6899 に生き生きと描き出しています。表側、裏側でそれぞれ異なる表情をお楽しみいただける一品です。

裏ぶたからご覧いただけるムーブメントには、自然美を大胆にデザイン化した琳派作品にインスパイアされた流水文様の彫金が施されています。一番受けとてんぷ受けには、箔のような雅な手付け文様を施し、二番受けには、琳派の密と疎のダイナミックな構図をデザインした流水文様の彫金を施すことで日本の美意識を表現しています。

メカニカルムーブメントに施した彫金を、表側のみならず裏側からもご堪能いただける本作は、まさに極められた技に美しさが息づくクレドールならではの一品です。

側はスケルトンながらも、裏側は透かさずに「受け」全体をキャンバスとした、新開発のハーフスケルトン構造が特徴です。

中央部がオープンになっているダイヤルからは、流水文様の彫金や、メカニカルウオッチの心臓部である「てんぷ」の動きなど、機械式時計の魅力を余すことなくご覧いただけます。

1985年にスタートしたリネアクルバのデザインを継承するリネアルクス。そのデザイン誕生35周年を機に開発した、クレドールの歴史的資産であるCal.68系を搭載したモデルです。
ケースやダイヤル上で美しく輝くダイヤモンドが、ダイヤル中央部の彫金の輝きと響きあい、腕元を彩ります。
プラチナの加工には非常に高度な技術を要しますが、本モデルではプラチナ製ケースのかん足部にも贅沢にダイヤモンドをセッティングしています。

レザーストラップには、クールジャパンプロジェクト「京都レザー®」（※）による手加工の箔押しレザーを採用。ケースのスタイリッシュなデザインに合わせミシシッピーアリゲーターの表面に手加工で様々な素材の箔を貼った独自の風合いとなっています。

※京都レザー®
京友禅や西陣織関連の職人と皮革産地である姫路のタンナー（製革業者）とのコラボレーションによる、日本の伝統工芸技術を世界に通用する天然皮革へと生まれ変わらせるクールジャパンプロジェクト。

セットバンドとして、ブラックのクロコダイルストラップが付属。
※京都レザー®ストラップはアフターサービス非供給です